人生をあんまり重く考えすぎるな。楽観的に生きろ。~北野武~

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(最近の教育・風潮で)

 

たけし:

自分のいいところ(長所)を探しなさい

自分しかもっていない個性とか

人と競うのではなく

誰にでもある、自分だけの特別な才能を…

 

でも、

 

あれウソだよね

ないヤツはないもん

 

 

(感想:わお!そうなのか!?でもズバッと言うた方が良いと思う!SMAPの「世界に一つだけの花」が世の中を悪くしたのか!!?笑)

 

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この間聞いた北野武さんのお話が良かったので、忘れないように・・・

その話のやりとりをメモします

 

 

 

司会:

「自分の個性を大事にしないさい」という風潮になって、言われて久しい

昔は自分のことより世間の目を気にしないさいとか

人に自分が合わせなさいという

という、教育だったのが

今は「人より自分」といっているが

ちょっと行き過ぎている気がするんですが

 

たけし:

自分のいいところ(長所)を探しなさい

自分しかもっていない個性とか

人と競うのではなく

誰にでもある、自分だけの特別な才能を…

 

でも、

 

あれウソだよね

ないヤツはないもん

 

 

俺なんてなにもない

ただ偶然見つかったのがお笑いだっただけで

 

 

(感想:その偶然が我々凡人には羨ましい)

 

 

でも、特別な個性とか、

なくても良いっていう、教育をしたほうが良いと思う

 

 

(感想:まあ、実際ほとんどの人はふつうだと思うし、そういう考えも教えてあげた方が良いのかも・・・)

 

 

司会:

会社には入ってみたところが

思ったところと違った時の挫折感がものすごく大きくて

辞めてしまう人も多いとか・・・

 

 

たけし:

まあ、難しく考えない方法が良いよね

生きがい見つけろ!と言うじゃない

でも生きがいなんていうのは、

生きてきて 最後に気がついてもいいわけでさ

むしろ大体がそうだしね

 

そんな若い時に生きがい・仕事のやりがいとか、そもそも見つからない

それが全てじゃないんで

 

夢破れたと思わず

他になんかないかなって

 

 

(感想:20代のころ常に考えていたなー、仕事のやりがい、まあ見つからないんやけどね。探すことに意味がある)

 

 

あとよく言うのは 

サラリーマンが定年迎えるにあたって

趣味を見つけようとか 定年後はこれをやろうとか

あんな馬鹿な話はなくて 会社辞めたあと釣りを覚えたって

覚えられるわけがないんだから!

なるべく早めに遊んでおかないと!

 

時間が出来たらやる、のは趣味じゃない

時間がない時にいかに人を騙してやるかが趣味!

 

 

(感想:なるほど!じゃあ早めに遊ばないと!たしかにまじめに働くのも大事だけど、まじめな老人の目の奥に自由への渇望を見れたとき、僕は少しつらくなる)

 

 

司会:

学校でも校則をなくした方が良いというけれど

たけしさんはあったほうが良いって

 

 

たけし:

不良はいかに自分が不良かって見せたがるので

持ち物検査を徹底的にすればいい

それで、そいつがナイフを持ち込んだ!って問題になって

済むわけ

ところが 自由にしたらナイフ持ってきても

「別に大丈夫」ってなる

そしたら今度そいつは 人を刺さなきゃいけなくなる

人を刺したらすごいなって言われる

 

子供に自由にって言ったって

子共は何が自由かわからないんだから

 

 

(感想:大人も子供も承認欲求を満たして上げることって大事だよね)

 

 

司会:

「品性は大事だ」とたけしさんはおっしゃる

 

 

たけし:

最低限の礼儀は守るし 我々の時はいくらワルでも

年上の人でも頭を下げたし

だって近所にワルがいて、ワルが教育係だから

おれがタバコなんか吸っていたら「何やってんだお前!俺みたいになるぞ」って言われちゃった

「わぁ おっかない ちゃんとしよ!真面目にしよ」って

 

学校教育はもう一度

基本的な作法というのを教えれば

年寄とか目上の人に対する口のきき方も 電車の乗り方も

コンビニの前で座り込んでタバコ吸ったりとかなくなる

 

もう一回日本は作法とか全部やりなおすときだと思う

その中から文化が現れるわけで

なにもないのに文化って 

日本中の文化を世界にって言っても

日本人自体が基本を知らないのにどうして出来るんだろう

マナーだもんね

日本人はもう少し国を愛するべきだと思う

風土もぜんぶそうだけど、気質や伝統と作法を

学校教育に入れるべきだと思う

そうすると馬鹿なガキは、少しはいなくなると思うんだよね

 

 

(感想:これは偏っている意見だね!そういう人は一部だけやね!我々の周りの若い子たちは、子供も含めて僕より優秀だ!大人より優秀だ!)

 

 

司会:

日本人の「チカラ」というものが弱まってきているように

思うんですけども 学力だけじゃなくて

 

 

(感想:この人は何を根拠にこんなん言っているのやろうか!)

 

 

たけし:

コンピューターとインタネットを中心とした社会が

ネットやチャットでケンカしたりというのは

狭い小屋に鶏が入れられていて 

頭を突きあっているような気がしてしようがない

 

 

(感想:これもごく一部だね!インターネットは世界を変えた!革新的なこと。結局、農業革命とか産業革命の時も老人たちは同じように否定していたんやと思うな)

 

 

司会:

本人たちは世界が広くなったような気がするけれど

逆にちっちゃい世界しか見えていない

 

 

たけし:

要するに ちっちゃいことを検索して

調べて見ることであって

本当に必要な情報って 街を歩いていて テレビや新聞を 一切見なくても

歩いていて情報は入ってくるから それが一番正しいのかもしれない

芸人はよく自分のことを気にしてエゴサーチするけど

おれば全然そういうのはみない

 

 

(感想:そう!僕たち全否定はしない!百聞は一見にしかず、確かにそうだと思う)

 

 

司会:

人に悪口を言われたり 批評されたりことについては 落ち込むことはありますか?

 

 

たけし:

ない それは視聴者の権利だから どうぞ好きなことを言ってください

我々は批評されても食べているので 職業としているから応酬はしない

 

 

(感想:仕事だから当然だね)

 

 

司会:

そうはいってもたけしさん人気は衰えてないでしょう?

 

 

たけし:

そう信じていますけど 番組やレギュラーがあるので大丈夫だろう

 

 

(感想:いや、確かにたけしの人気は落ちているよ!ただ、たけし見る世代がテレビの視聴者層なだけだよ!若い人はもう興味はないと思うし面白いと思っていないよ)

 

 

司会:

それがいつか落ちていくという不安は?

 

 

たけし:

年齢とともに 体力と感覚も古くなっていくだろうし フェードアウトするのが当然であって

 

 

司会:感覚が古くなっているというのは感じたことがある?

 

 

たけし:

おれは漫才で40歳過ぎのころに、アドリブが出ないときに「終わった」と思った

30代では相手に対する「返し」がお笑いとして最も的確だったし 自分でも自信があったけど

えーと、ってなっちゃう その言葉が何なのかはわかっているんだけど出てこない

反射神経なんで、漫才は。それが出なくなると漫才はもうだめだろうと

 

 

(感想:僕も37歳にして、仕事がきつくなった、今までのキャラやノリではモノが売れなくなった。共感する。)

 

 

司会:

そう思ったときどうなさったんですか?

 

 

たけし:

漫才やめて 

ラジオのDJやったり

アドリブのないコントをやったり

だから俺は早いんですよ 漫才のピークの時に

自分でもピークだなと感じている ここで終わったと思うか

ここから降りる間に 違うはしごを見つけないといけない

こっちにラジオというはしごがあったらそこに移ろう

 

 

未練はない

お笑いはお笑いだし

 

 

(感想:自分もそろそろ、このような対応が必要だろう)

 

 

司会:

たけしさんは引退時期を考えることはありますか?

 

 

たけし:

自分はお客さんの前で芸を披露して上がってきた男なんで

自分で辞めようと思わない

では誰が決断するのかと言うと引退はお客さんが決めること

お客さんが「もうたけし見たくない」となれば自然に視聴率は下がるでしょう

だれも見ないでしょう?

そしたら辞めていく

 

 

(感想:テレビ視聴者層はあと20年くらい変わらないと思う。みんなシニアの人たち、だからしばらく大丈夫だね。)

 

 

生きがいを見つける

それが全てじゃない 人生の最後に 気がついてもいいんだ

 

 

(感想:たけしさんは我々と同じ、普通の人だったのか!?そもそも普通じゃない人なんているのか?普通の人が少し変わったことを信念としてやり続けたから特殊な人になったんじゃないのか?

 

結論:特別な人なんていない!みんな普通な人!たけしもイチロービートルズも。

ただ、我々と違うのは、何か一つ夢見て、没頭して、やり続けただけ。)