落ち込んだときに元気がでる高杉晋作の名言6選(後編)  

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名言3

本当の楽しさは苦しさの中にこそある!

 

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高杉晋作

「真の楽しみは苦しみの中にこそある」

というのはかなり脳に深く突き刺さる言葉ですね。そもそも人間の脳は「苦しみ」といいますが「ストレスが全くない」状況にあると、変調をきたす可能性があるようです。人生においても「苦しみ」はスパイスといいますか、必要なものでしょうか。高杉晋作の「真の楽しみは苦しみの中にこそある」という言葉の本意は本当の楽しみは「苦しさ」を乗り越えたときにあるというものです。苦しさもない何のストレスもない中では、楽しさすらないのですよね。達成感は、それが苦労を得て得るからこそ価値があり楽しみをかじることができるわけです。人を楽しませること最大の目的である娯楽であるゲームや漫画、小説だって、読者にストレスを与える展開はありますよね。高杉晋作の言葉は人間の脳が何を楽しいと感じるのかという、現代脳科学の到達したその本質すら掴んでいる言葉ではないでしょうか。

 

 

名言4

間違ったらやり方を変える!気にするな!

 

高杉晋作

「過ちを改めれば、それは過ちではないのだ」

という言葉も深いです。脳に刺さってきます。人間は自分の過ちを認めることは難しいです。孔子は「過あやまちて改あらためざる、是これをあやまちという」という言葉を残しています。当時、儒教は武士の教養の基礎でしたので、すこしパクリくさい気もしますが、世の中に完全なオリジナルなどないのも事実です。逆に言えば、歴史を超えた真実の言葉であるともいえますよね。間違えてもやり方を変えてやり直せばそれは、全く過ちではなく成功のための一歩にすぎなくなるわけです。これは今でも通じる言葉です。誤ったらやり直せばよいのです。失敗など気にせず、前向きにいけばよく、本当の過ちは、やり方を変えないで同じことを繰り返すことでしょう。

 

名言5

迷ったら動け!動いた分ライバルより優位に立てる!

 

高杉晋作

「戦いは一日早ければ一日の利がある。まずは飛び出すことは 思案はそれからでいい」

という言葉を残しています。これも中国の兵法書孫子」の言葉として「ゆえに兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるをみざるなり」が転じて、今に伝わる「巧遅は拙速に如かず」に似ています。孫子の本来の意味は、とにかく考えるより早く動けというより短期決戦が戦では肝心であるという意味だったのが、幕末時代にはもう変化して伝わっていたかもしれません。その影響を高杉晋作も受けたのでしょうか。むしろ、考えたら行動しろというのは師の吉田松陰の教えに近いものでしょうか。今もグダグダと悩んで行動ができない人よりも、即行動に移した人が成功することが多いです。人より先に動くことは、別に情報を無視しろというわけではなく、与えられた情報を早く考え、早く決断をしろということです。これもビジネスにおいて鉄則の一つだと思います。じっくり考えすぎて、何もできなくなってしまうことの方が世の中ではよほど多く、「えいやっ」ではじめた人が成功することが意外によくあったりするのです。要は決断力の問題でしょう。優柔不断は百害あって一利なしです。

 

再度に、

高杉晋作結核のため29歳で亡くなりますが、その間まるで暴風雨のような人生を送っていきます。時間は短いですが、非常に濃い人生を送ったといえるのではないでしょうか。その高杉晋作の残した言葉は今の29歳より年上のビジネスマンであっても、参考になる言葉が多いです。何かに迷ったときは、高杉晋作の名言を思い出し見るのがいいのではないでしょうか。